高校時代は地理が大好きで地理ばっかやってましたが、今でも2年おきに本屋であの分厚い地図帳を買っては眺めています(笑)。
というわけで今日は南アメリカの地理のお勉強です。
唐突ですが皆さん「セルバ」ってご存知ですか?セルバとはアマゾン川流域の熱帯雨林地域のことです。では「カンポ」は?カンポ=フォルミオのカンポではありませんよ。カンポとはブラジル高原一帯を指す言葉で、ブラジルにおける肉牛飼育の中心です。
…って、いきなり言われてもって感じですか?でも地理好きはこんなことばっか覚えてるわけです。
ちなみに、ブラジルの肉牛飼育はファゼンダという大土地所有制のもとで行われており、これがお隣アルゼンチンではエスタンシア、メキシコやペルーなどではアシエンダとも呼ばれています。
さらに話は逸れますが、カウボーイっていますよね。これは実はアメリカでの呼称で、カウボーイのような牧場労働者をブラジルやアルゼンチンなど南米地域ではガウチョと呼びます。こんなことも地理を学習していると出てきます。
ここでアルゼンチンの農牧業について少し詳しく触れておきます。アルゼンチンは牧場と牧草地が50%を占める、穀物輸出大国です。北部の「グランチャゴ」という地域で、肉牛の粗放的放牧や綿花栽培などが行われています。中部は「パンパ」という草原地帯が広がっており、東部の湿潤パンパではとうもろこしや小麦の商業的混合農業と、アルファルファという牧草を餌にした肉牛飼育が主流です。また、西部の乾燥パンパでは羊の大規模な放牧、南部の「パタゴニア」という地域は羊の粗放的な放牧が盛んです。
ブラジルについてももう少し詳しく。あー、なんか地理の事書いてるのたのしーww。
ブラジルは熱帯雨林地域が多く、農用地はなんと30%程度しかないんですね。日本なんかはもっと少ないけど。あとイギリスとかも少ない。で、そのブラジルは、コーヒー豆、バナナ、カカオ、サトウキビなどの嗜好品や、トウモロコシ、大豆といったところの生産は世界有数です。ブラジル高原(ブラジルの南半分のほとんどが属します。標高別に色分けされた地図帳を見るとよくわかります。)の南東部は、肥沃で排水の良いテラローシャという土壌が広がり、コーヒー栽培はここで盛んに行われているんです。
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