1492年といえば!
皆さんは真っ先に何を思い浮かべますか??
「コロンブスの新大陸発見!」
コレを真っ先に思い浮かべる人がほとんどだと思います。
これに関して補足しておくと、コロンブスが最初に到達したのはアメリカ大陸ではなく…、サン=サルバドル島という島でした。ここまでは有名な話ですね。
実は歴史上1492年に起きた重要な出来事は他にもあります。
それは、「ナスル朝の滅亡」です。
1492年、イベリア半島での最後のイスラーム王朝であったナスル朝の首都・グラナダが陥落し、レコンキスタ(国土回復運動)が事実上完了しました。これはキリスト教・イスラーム教の両世界の歴史を語る上で非常に重要な出来事であり、大学入試でも頻出事項ですから、必ず覚えておきましょう。
それではナスル朝についてももう少し補足しておきましょう。
ナスル朝は、1230年、ムハンマド1世がイベリア半島南部に建国した王朝で、首都・グラナダを中心に繁栄を誇りました。グラナダには、この時代の代表的なイスラーム建築であるアルハンブラ宮殿があります。
1492年に起こった、主な出来事は以上の2つですが、せっかくですからもうひとつ覚えておきましょう。
それは、1492年にドイツ人のマルティン=ベハイムが、世界最古の地球儀を製作したということ。ややマイナーな情報かもしれませんが、覚えておくと意外な場面で尊敬の眼差しを受けることができるかも…
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